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エアコンの完全分解洗浄とは?通常のクリーニングとどう違う?

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エアコンから出てくる風が何となく臭い、冷えが悪くなった、電気代が高くなった…そんな悩みを抱えていませんか?実はこれらの問題は、エアコン内部に溜まった汚れやカビが原因かもしれません。

通常のエアコン掃除では取りきれない内部の汚れを徹底的に洗浄する方法が「完全分解洗浄」です。この記事では、完全分解洗浄とは何か、通常のエアコンクリーニングとの違い、そのメリットとデメリットについて詳しく解説します。

目次

エアコンの完全分解洗浄って何?

エアコンの「完全分解洗浄」とは、エアコン内部をすべて分解して徹底的に汚れを落とす洗浄方法です。通常の分解洗浄では届かない部品や奥の汚れまでしっかり除去できるのが大きな特徴です。

完全分解洗浄の定義

完全分解洗浄とは、エアコンのすべての部品を取り外して清掃する方法です。この方法では、通常の洗浄では届かない熱交換器やファンの裏側、ドレンパンなどを徹底的に洗浄します。

熱交換器やファンの奥、ドレンパンのカビや汚れも専門の器具を使って除去します。特に夏場にエアコンを長時間使用した場合、内部に湿気がたまりカビが発生しやすくなります。このカビやホコリを取り除くことで、エアコンの風がより清潔になり健康的な生活が送れます。

完全分解洗浄では、エアコン室内機を壁から一度取り外して、バラバラに完全分解して洗浄します。これにより、エアコン内部の臭いや汚れの根源を除去することができます。

通常のエアコンクリーニングとの違い

通常の分解洗浄と完全分解洗浄の違いは、洗浄できる範囲と効果です。通常の分解洗浄では、フィルターや表面の部品が中心ですが、完全分解洗浄では内部の部品も対象になります。

分解洗浄とは、内部部品を取り付けたまま洗浄することです。本体カバーやルーバー、フィルターのみ分解を行い、ドレンパンと送風ファンは取り付けたまま、エアコン専用の高圧洗浄機で丸ごと洗浄します。この方法でもだいたいの汚れは落ちますが、各パーツの細部の汚れまでは落としきれません。

一方、完全分解洗浄は本体カバーやルーバー、フィルターの他に、ドレンパンと送風ファンも取り外してそれぞれのパーツごとに洗浄を行います。分解することで各パーツの隅々まで洗浄できるため、ニオイの元となるエアコン内部の汚れやカビを細部まで綺麗に洗浄することができます。

通常の分解洗浄ではカビの発生源となる奥の汚れが残る場合がありますが、完全分解洗浄ではその汚れを根本から取り除くことが可能です。完全分解洗浄を選ぶことで、エアコンの機能を最大限に引き出し、快適な空間を実現できます。

完全分解洗浄のメリット

完全分解洗浄には、通常のエアコンクリーニングにはない多くのメリットがあります。ここでは、完全分解洗浄の主なメリットについて詳しく見ていきましょう。

徹底的な清掃が可能

完全分解洗浄の最大のメリットは、エアコン内部の隅々まで徹底的に清掃できることです。通常のクリーニングでは手が届かない部分も、完全に分解することで細部まで洗浄することができます。

特に、エアコン完全分解によってしか目視できないアルミフィン裏面のカビ汚れなども、特殊なエコ洗浄剤を使用して洗浄します。アルミフィンを傷めないように配慮しながら、効果的に汚れを落とします。

また、高圧洗浄機を使用することで、通常の掃除では手が届かない内部の隅々まで洗浄します。これにより、エアコンの効率が向上し、空気の質も改善されます。

完全分解洗浄では、エアコンを壁から取り外すことで、壁掛けでの状態では洗浄しにくいアルミフィンの部分も徹底的に洗浄することができます。高圧洗浄の後、たっぷりの流水ですすぐので、一般の壁掛けでのエアコン分解クリーニングよりも数段丁寧な洗浄が可能です。

カビや細菌の除去効果

エアコン内部は湿気が多く、カビや細菌が繁殖しやすい環境です。完全分解洗浄では、これらのカビや細菌を効果的に除去することができます。

特に、ドレンパンはエアコン内部で最もカビが発生しやすい部分です。完全分解洗浄では、ドレンパンを取り外して専用の洗剤で洗浄することで、カビの発生源を根本から除去します。

また、熱交換器やファンなどの部品にも細菌やカビが付着していることがあります。これらの部品も一つ一つ丁寧に洗浄することで、エアコンから出る風を清潔に保つことができます。

洗浄後には抗菌・防カビ処理を施すことで、再びカビや菌が繁殖するのを防ぎ、清潔な状態を長期間保つことができます。これにより、アレルギーやアトピーなどの症状がある方も、より快適に過ごすことができるようになります。

エアコンの性能回復

エアコン内部に汚れが溜まると、冷暖房の効率が低下し、電気代が高くなる原因になります。完全分解洗浄によって内部の汚れを徹底的に除去することで、エアコンの性能を回復させることができます。

熱交換器に汚れが付着していると、熱交換の効率が下がり、冷暖房の効きが悪くなります。完全分解洗浄では、熱交換器も徹底的に洗浄するため、熱交換の効率が向上し、冷暖房の効きが良くなります。

また、ファンに汚れが付着していると、風量が減少し、部屋全体を冷やしたり暖めたりするのに時間がかかります。ファンを取り外して洗浄することで、風量が回復し、冷暖房の効率が向上します。

エアコンの性能が回復することで、設定温度を調整しなくても快適に過ごせるようになり、結果的に電気代の節約にもつながります。特に古いエアコンでは、完全分解洗浄による性能回復の効果が大きく現れることがあります。

完全分解洗浄のデメリット

完全分解洗浄には多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。ここでは、完全分解洗浄の主なデメリットについて詳しく見ていきましょう。

高額な費用

完全分解洗浄の最大のデメリットは、通常のエアコンクリーニングと比べて費用が高額になることです。完全分解洗浄の場合は、2万円〜3万5,000円ほどが費用相場です。お掃除機能付きエアコンの場合は、2万5,000円〜4万円ほどに達する可能性もあります。

これは、完全分解洗浄が専門的な技術と時間を要する作業であるためです。エアコンを壁から取り外し、完全に分解して洗浄し、再び組み立てて取り付けるという一連の作業には、高度な技術と専用の道具が必要です。

また、エアコンの種類や汚れの程度によっても費用は変わります。特に、お掃除機能付きエアコンや業務用エアコンなど、構造が複雑なエアコンの場合は、さらに費用が高くなることがあります。

費用面では高額になりますが、エアコンの性能回復や寿命延長、健康面でのメリットを考えると、長期的には費用対効果が高いと言えるでしょう。

時間がかかる

完全分解洗浄は、通常のエアコンクリーニングと比べて時間がかかります。一般的に、完全分解洗浄には2〜3時間程度かかります。通常のエアコンクリーニングと違い、エアコンをパーツごとに取り外し、それぞれを丁寧に洗浄するため、時間がかかるのが特徴です。

作業内容としては、外装パネルやフィルター、送風ファン、ドレンパンなどを順番に分解し、熱交換器まで徹底的に清掃します。時間はかかりますが、エアコン内部が新品同様にきれいになるため、作業後の効果は非常に高く、空調効率の向上や異臭の除去につながります。

分解・洗浄作業自体は2~3時間程度で完了することが多いですが、分解したパーツの取り付けや乾燥時間を含めると、丸1日の作業になる場合もあるので注意が必要です。

また、エアコンを取り外し、工場に持って行って洗浄する業者の場合は、最初の取り外し作業からエアコンの取付作業が終わるまで1週間以上かかることもあります。

破損のリスク

完全分解洗浄では、エアコンを完全に分解するため、部品の破損リスクがあります。特に古いエアコンの場合、経年劣化によって部品が脆くなっていることがあり、分解や組み立ての際に破損する可能性があります。

エアコンの分解洗浄は、内部のさまざまなパーツを分解したり取り付けたりします。その際に、どうしても破損するリスクがある点は注意しなければなりません。特に完全分解洗浄は、分解洗浄に比べて分解するパーツが多いため、より破損リスクは高まります。

また、部品が破損した場合は、交換部品の費用が別途かかることがあります。特に、製造から時間が経過しているエアコンの場合、部品の入手が困難なこともあります。

このようなリスクを避けるためには、信頼できる専門業者に依頼することが重要です。経験豊富な技術者であれば、部品の取り扱いに慣れているため、破損リスクを最小限に抑えることができます。

完全分解洗浄の流れ

完全分解洗浄は、専門的な技術と手順に基づいて行われます。ここでは、完全分解洗浄の一般的な流れについて詳しく見ていきましょう。

エアコンの取り外し

完全分解洗浄の最初のステップは、エアコンを壁から取り外すことです。これは、エアコン内部のすべての部品にアクセスするために必要な作業です。

まず、作業を始める前に、エアコン周辺を保護し、必要な工具や洗浄剤を準備します。また、電源をオフにし、作業の安全を確保します。エアコン周辺をシートで覆い、電源プラグを抜き、工具や洗浄剤を準備し、作業スペースを確保して安全確認を徹底します。

エアコンの周囲に家具や家電がある場合、シートで覆い汚れや水漏れを防ぎます。また、電源を切らずに作業を行うと感電の危険があるため、必ずオフにします。準備を整えることで、スムーズかつ安全な作業が可能になります。

エアコンを壁から取り外す際は、冷媒配管や電気配線を傷つけないように慎重に作業します。取り外したエアコンは、作業スペースに移動して分解作業を行います。

パーツごとの分解

エアコンを取り外した後は、パーツごとに分解していきます。分解する主なパーツは、外装カバー、フィルター、ルーバー、ファン、ドレンパン、熱交換器などです。

まず、外装カバーを取り外します。外装カバーは通常、数本のネジで固定されています。次に、フィルターを取り外します。フィルターは手前に引き出すだけで取り外せることが多いです。

ルーバー(風向きを調整する部分)も取り外します。ルーバーは通常、クリップやネジで固定されています。次に、ファン(送風機)を取り外します。ファンはモーターに接続されているため、慎重に取り外す必要があります。

ドレンパン(結露した水を受ける部分)も取り外します。ドレンパンは通常、数本のネジで固定されています。最後に、熱交換器(冷暖房を行う部分)にアクセスします。熱交換器は通常、取り外さずに洗浄することが多いですが、完全分解洗浄では取り外すこともあります。

これらのパーツを一つ一つ丁寧に分解することで、エアコン内部のすべての汚れにアクセスすることができます。

洗浄と乾燥

パーツごとに分解した後は、それぞれのパーツを丁寧に洗浄します。洗浄には専用の洗剤や高圧洗浄機を使用します。

フィルターは水洗いやブラシで汚れを取り除きます。外装部分は乾いた布で拭き取るだけでも効果的です。また、エアコンの吹き出し口や内部の汚れは、専用の洗剤や高圧洗浄機で洗浄します。

特に、熱交換器やファン、ドレンパンなどの内部パーツは、カビや汚れが溜まりやすいため、丁寧に洗浄します。熱交換器は、アルミフィンが並んでいる部分で、汚れが溜まりやすいですが、繊細な部分でもあるため、適切な圧力で洗浄します。

エアコン完全分解によってしか目視できないアルミフィン裏面のカビ汚れは、特殊なエコ洗浄剤をふんだんに散布・漬け置きすることによってアルミフィンを傷めずに洗浄します。効果的であり、アルミフィンを傷めない繊細な水圧3.5MPaで高圧洗浄を行い、臭いや詰まりを解決します。

洗浄後は、パーツを十分に乾燥させます。特に、ドレンパンや熱交換器などの水が溜まりやすい部分は、カビの発生を防ぐために完全に乾燥させることが重要です。乾燥には、自然乾燥や送風機を使用することがあります。

組み立てと取り付け

すべてのパーツを洗浄・乾燥させた後は、逆の手順で組み立てていきます。組み立ての際は、各パーツが正しい位置に取り付けられているか確認することが重要です。

まず、熱交換器を元の位置に戻します。次に、ドレンパンを取り付けます。ドレンパンは水が正しく排水されるように、適切な角度で取り付ける必要があります。ファンは、モーターとの接続部分に注意しながら慎重に取り付けます。ルーバーは、動作がスムーズになるよう正確に取り付けることが大切です。

最後に、外装カバーを取り付けます。この際、ネジやクリップがしっかりと固定されているか確認します。すべてのパーツが正しく取り付けられたら、エアコンを壁に取り付けます。取り付け後は、冷媒配管や電気配線が正しく接続されているか再度確認します。

組み立てと取り付けが完了したら、エアコンの動作確認を行います。電源を入れ、冷房や暖房、風量調節などの機能が正常に動作するか確認します。異音や振動がないかもチェックしましょう。

どんなときに完全分解洗浄がおすすめ?

完全分解洗浄は手間と時間がかかる作業ですが、特定の状況下では非常に効果的です。ここでは、完全分解洗浄をおすすめする場合について詳しく見ていきましょう。

エアコンの使用年数

エアコンの使用年数が長くなるほど、内部に汚れやカビが蓄積されやすくなります。一般的に、エアコンを5年以上使用している場合は、完全分解洗浄を検討する良いタイミングです。

長年使用しているエアコンは、フィルターだけでは取りきれない細かな汚れが内部に溜まっていることがあります。特に、10年以上使用しているエアコンの場合、完全分解洗浄によって驚くほど性能が回復することもあります。

気になる症状

エアコンに以下のような症状が見られる場合、完全分解洗浄をおすすめします。

カビ臭い匂いがする:エアコンから不快な臭いがする場合、内部にカビが発生している可能性があります。完全分解洗浄で内部のカビを除去することで、快適な空気環境を取り戻せます。

冷暖房の効きが悪い:エアコンの冷暖房能力が低下している場合、熱交換器の汚れが原因かもしれません。完全分解洗浄で熱交換器を徹底的に洗浄することで、冷暖房効率が改善される可能性があります。

電気代が高くなった:エアコンの内部が汚れていると、同じ温度を保つためにより多くの電力を消費します。完全分解洗浄で内部をクリーニングすることで、電気代の節約につながることがあります。

アレルギー症状が悪化する:エアコン内部にハウスダストやカビが溜まっていると、アレルギー症状を悪化させる原因になることがあります。完全分解洗浄で内部を徹底的に清掃することで、アレルギー症状の軽減につながる可能性があります。

季節や時期の考慮

完全分解洗浄を行うのに適した季節や時期があります。一般的には、エアコンの使用頻度が低い春や秋がおすすめです。

春:暑い夏が来る前に完全分解洗浄を行うことで、夏を快適に過ごせます。また、冬の間に溜まった汚れやカビを除去できます。

秋:夏の使用で溜まった汚れを落とし、冬に向けてエアコンを清潔な状態にできます。また、暖房シーズンの前に行うことで、効率的な暖房運転が期待できます。

ただし、真夏や真冬など、エアコンの使用頻度が高い時期は避けたほうが良いでしょう。クリーニング中はエアコンを使用できないため、生活に支障をきたす可能性があります。

まとめ:完全分解洗浄、やるべき?やらなくていい?

完全分解洗浄は、エアコンの性能を回復させ、快適な空気環境を作るための効果的な方法です。しかし、費用や時間がかかるため、状況に応じて判断する必要があります。

完全分解洗浄をやるべき場合:
エアコンの使用年数が5年以上経過している
カビ臭いなどの不快な臭いがする
冷暖房の効きが悪くなった
電気代が急に高くなった
アレルギー症状が悪化した

一方で、以下の場合は完全分解洗浄を見送っても問題ありません:
エアコンの購入から2〜3年以内である
定期的にフィルター清掃を行っている
特に問題なく動作している

最終的には、エアコンの状態や使用環境、予算などを総合的に判断して決めましょう。定期的なメンテナンスと適切なクリーニングで、エアコンを長く快適に使用できます。


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